Vineto (吉川万里 + 竹口美紀)
熊本阿蘇をテーマにインストルメンタル音楽を奏でるデュオグループ。吉川万里がケーナ・オカリナで主旋律を奏で、伴奏を竹口美紀がシンセサイザーで奏でる。その音楽はまるで阿蘇を描く印象派の絵画のようであり、音楽の中に四季折々変化する阿蘇の雄大で美しい景色がしっかり刻まれている。
1997年の結成から20年以上の時が過ぎ、これまでにアルバム16作品・ミニアルバム4作品、ベストアルバム1作品をリリース(2021年4月現在)。 Vientoは熊本の音楽界ではメジャーな存在で、1500人規模の大ホール2日間4公演を満席にしてしまう。 演奏活動のほか全国放送・九州各局の映像作品、映画やCMにも楽曲を提供する。 2016年4月の熊本地震では阿蘇郡西原村のオフィスは倒壊を免れたものの、楽器と楽曲データが被災してしまい多くの作品データを失う。その後、半年の避難生活を経て活動を再開し、失われた過去の作品を取り戻すべく楽曲のリニューアルもおこなっている。 また、2020年からコロナウイルスまん延により、リサイタルやライブなどの中止も余儀なくされていたが、2021年からは小規模のライブやツイキャスによるオンライン配信を始めるなど、コロナ禍での音楽活動に新しい取り組みをはじめた。 どんなことが起きようとも阿蘇が大好きだという二人が奏でる音楽は、雄大な風となって吹きわたっている。
語り・ケーナ・オカリナ・サンポーニャ他 南米仕込みのケーナはジャズで培った技量と融合し、独特の美しさと迫力をもってVientoの主旋律を奏でる。ライブでは熊本弁による語り(MC)も持ち味のひとつ。
作曲・編曲・シンセサイザー・パーカッション他 阿蘇の自然を日常生活の中で体感しながらシンセサイザーでVientoの音楽を紡ぎだす。その表現は驚くほど多彩。近年、子供たちの音楽活動を支援育成している。
◆主な活動履歴◆
[JNN九州7局ネット 新・九州遺産]
RKBをキー局にJNN九州7局が各局ごとに地元の文化や歴史をテーマに制作し放映された「新・九州遺産」のテーマ曲や挿入曲を手がける。映像とマッチする彼らの音楽は「耳で聴く九州遺産」と好評を博す。
[熊本城築城400年祭・お城まつり]
2006年の熊本城築城400年祭ではメインテーマ曲を手がけ、CMやイベントなどに使われた。また、毎年行われる春・夏・秋のお城まつりには、熊本で活躍する芸能関係者とステージで共演している。
[学校行事]
小中学校の文化育成教育として、学校での演奏経験も多い。子どもたちが自ら演奏に参加するなど、学校ならではの演奏プログラムを組むことができる。
[健軍文化ホール自主事業]
毎年1月に行われるニューイヤー・コンサートをビエントが務める。
[リサイタル・コンサート]
アルバムの発売などビエントが自らおこなうリサイタルは、熊本市の市民ホールや県立劇場演劇ホールを満席にしてしまう。美しい照明やセットで演出された中でビエントの演奏が一段と映える。
[イベント・プライベートコンサート]
熊本県内各地で行われるイベントにゲストとして出演し演奏する。天草や人吉、荒尾など活動エリアは熊本県全域にわたる。さらには福岡、宮崎など九州各地に遠征することもある。プライベートコンサートでは、各企業の記念行事や結婚式、パーティーなどでの演奏実績がある。
[阿蘇神社門前町・水基巡りの街並み]
ここに行くと、さり気なくスピーカーからビエントの曲が聞こえてくる。商店街の努力で美しく、情緒豊かに整備された街並みにビエントの曲がマッチする。